小笠原DXサービス 2006(母島の話題)

2006年4月30日〜5月5日

父島: JD1BLK 民宿: 境浦ファミリー // 母島: JM1LJS/JD1 民宿: ラメーフ

 2006年は母島に行って来ました。父島から母島までは、思い付きで行けますし、日帰りも可能です。ちょっと観光をしてこようと思ったら、1泊2日+レンタルゲンチャで十分に楽しめますし、日帰り+レンタルゲンチャでも、駆け足観光が可能です。

 何度も父島に行っていると、母島に行きたくなるのですが、無線を目的にすると、一歩を踏み出す為にはリサーチをかけなければなりませんので、その初めの一歩を踏み出すのに躊躇していました。

 今回お世話になったのは、おしゃれな民宿ラメーフです。おしゃれは私にとって腹の足しにもならないのですが、食事は若い女の子が喜びそうなメニューが並び、とてもおいしいです。そうだよ。結局食う事しか頭にないのさ。(笑)そして、私以外のお客さんは、若い女の子ばっかりでした。ほら、行きたくなったでしょ。若い女の子の情報網があるのでしょうね。常連さんも多そうです。スタッフも若い方ばかりで、女将さんが切り盛りしています。建物もそうだし、雰囲気がとても良い民宿です。

 無線の飛びなんて、全く期待出来ません。山がブロックするので、14M以上は無理じゃないかと思います。JAとのQSOも苦しいでしょう。それでも、無許可で勝手にアンテナを建てて、7Cでけっこうやりました。SSBは相当に強い局を呼んでもバックが無いです。数局しかQSO出来ませんでした。CQを出しても、一人CQカラオケ状態の状態になるでしょう。

 ゲンチャを借りて、無線に適したポイントを見て回ったのですが、間違いなくいけるグットロケーションはヘリポートだけです。これは旧ヘリポートではなく、今稼働しているヘリポート。そこには無人の建物と駐車場があり、建物の外にAC100Vが来ています。そこは立ち入り禁止で柵がしてありますので、黙って入るときっとお説教されるでしょう。監視カメラで見張られていますので、その前に立って一生懸命ピースサインをしておきました。でも、何人か入っていたけどね。柵と言っても、隙間から歩って入れる程度の物です。村役場に申請を出せば、駐車場のところにちっちゃなアンテナを建てるくらいなら許可してくれそうに思いますけど。

 もう一つは、ビリビーチという民宿。ここは街外れで周りに何もありません。恐らく、母島の民宿ではここがベストでしょう。建物の周りに何もなく、北方向もなんとか見えます。3.5Mのフルサイズ逆Vも張れそうでしたが、残念なことに現在休業中です。母島観光協会のホームページの宿泊施設のページの一番下に紹介されています。

 これくらいでしょうか。正直、母島は無線に適していません。Eu,JA,Wが見える北側には、民宿どころか、民家すらありません。道路と観光地はあるけれど、電源そのものが無いのです。レンタカーはあるにはあるでしょうが、電源の為にレンタカーを借りる意味があるのか?という事でもあります。

 母島の率直な感想ですが、無線目的で行く理由が無い島でもあります。カメラを持って、ゲンチャを借りて、観光する島でしょうね。ちなみにゲンチャでぐるぐる回っていると、「アイツさっき見た。」って人といっぱいすれ違います。皆同じ事をやっているわけです。ゲンチャを1日借りれば、島内観光は余裕で出来てしまいます。


JM1LJS/JD1 小笠原諸島母島の即席シャック
FT-100D (50W出力)+ アンテナチューナー AT-130


母島からの運用で使用した7M用逆V

アンテナは、勝手に裏山の畑に設置。18Mの逆Vも持って行ったのですが、建てるのはめげました。7Mの逆Vに干渉しますし、裏山は乳房山(標高462.6m)ですから、建てても飛ばないと判断しました。

QSO結果


 2009年は、以下のQSO結果でした。各局、コールありがとう御座いました。

 4月30日〜5月2日 小笠原諸島父島 JD1BLK     : 1,000 QSO
 5月4日 〜5月5日 小笠原諸島母島 JM1LJS/JD1 :   488 QSO